父の日

2002年6月16日
 
 私の父はもういない。
定年して、うまく再就職できて、65まで働いて、もう、これくらいでいいかと勇退した途端、病気になった。
 
 学生の頃、戦争があった。将校になって、沖縄へ行こうと鹿児島で船を待っているときに終戦を迎えたらしい。近くで人が死ぬことも体験したようだ。

 戦争で落とした命だったのかも知れない。そんな思いが一生心のどこかにあった生き方だった気がする。

 戦争することが正しいと信じて生きていた若者が、ある日を境に逆の信念をもって生きることを余儀なくされた時代。もっともっと語って欲しかったと思う。
たぶん父自身も、ワープロ勉強して、自分の半生を振り返るつもりだったのだろう。
でも、つらいつらい肺の病気を患ってしまった。主治医言われた。「ガンなら、痛みを止めることもできるけど、肺だけは、呼吸をとめることができないので、つらいんですよ」って。

 わがままで、意地っ張りの人だった。私自身父の中に自分の性格を見出して、腹立たしく思ったものである。
今もまだ近くにいるような気がする。昔より近く、優しく。父の日に、また、思い出しました。


 我が家のお父さんは、子どもたちからTシャツをプレゼントされていました。
母さんもちょっとご馳走作って、お手伝い。


 明日から期末試験の中学1年生。
ミニバスのOB会の練習に行くという。
昼間にけっこうがんばって勉強していたようなので、行ってもいいよと言ったが、同じ中学の友達は誰も来ていなかったんですって。やっぱりね。
私も甘かったかしら?
ま、これで懲りてくれれば、これからがんばってくれるでしょ。なんて、楽観的観測かしら?

何はともあれ、明日から試験は始まるのです。
 

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